ローグアサシン

おもしろすぎ。
この映画ほど、この「ハリウッド的Nippon」に見合った映画はないのではないかと思うほど、変な日本観炸裂ですっ!!

ジェット・リーにジェイソン・ステイサム競演のアクション映画かと思いきや!お二方には気の毒なほど、お得意のアクションの見せ場がなかったですね。
その代わり(?)変な日本がこれでもか!と出てきます。

日本のヤクザと中国マフィアに殺し屋とFBIが絡んでというお話ですが・・・
日本のヤクザのボスに石橋凌、コレはいいです。でも、その娘「キラ」役がデヴォン青木、役名も日本人らしくありませんが、デヴォンさん日本語超下手くそです。(たしか、彼女日本語全然喋れないんですよね)
でも、スターチャンネルで観たときは、日本語部分が吹き替えになっていましたが、実際にはすんごい下手くそな日本語で演技してました。
絶対日本人に見えませんよ。
「シャラダ、食ぶぇたぁーいの!」はまだしも。
「チチに逆らう気?」と言う台詞がありましたが、これ「父に逆らう気?」なのはわかるんですが・・・デヴォンさんの発音では「乳に逆らう気?」です。・・・いえ、誰もあなたの乳には逆らいません。と突っ込みを入れずにはいられませんでした。
そしてジェイソン・ステイサム。一部日本語を喋るのですが、そこはもう爆笑間違いなしです。全体に何を言ってるのかよくわからないくらい下手なんですが、よーく聞くと「お医者さんごっこだ」「骨だった。ゴメン」「バカだからしょーがない」のようなこと言ってます。ジェイソンはどうせ意味わからずに言ってるんでしょうが、コレ、脚本書いた人の冗談としか思えません。

日本のヤクザのつもりの集団もたくさん出てきます。が、この人たち、みんな丸坊主で紋紋を見せびらかすように上半身裸だったのも変でした。もちろん日本語は不自由です。(本当のヤクザさんは紋紋を見せびらかしたりしませんよね?)
刺青の場所が変な人もいたし、第一、刺青の模様が・・・洋風だった人もいました。とにかく、日本の美しい刺青ではなかったです。
しかも、ヤクザは人を一人殺す毎に、腕に輪状の刺青を入れてくそうです。・・・そんな話は聞いたことがありませんが・・・腕に輪の刺青って、もしかして、江戸時代の犯罪者の刺青のことと混同してるんでしょうか?!
この偽ヤーサン集団がいる建物の中のインテリアも面白いです。壁にステンドグラスのようなのがあるのですが、そこに「主人」の文字が入ってました。何のつもりなんでしょうね?

「白湯茶房」(サユ・ティーハウス!ですよ!!)というヤクザが会合をするお店は、この映画の一番の見所です。ヤクザのお茶会ってのも変な話ですが・・・。
白湯って・・・ボイルドウォーターだと知らないんでしょうか?とにかく店名も変ですが、この店は何から何まで全て笑えます。
日本食レストランのつもりなんでしょうね。片隅では当然のごとく女体盛りが振舞われていますし、給仕のお姉さんは着物を着てますが、帯がくちゃくちゃぐるぐる巻きで、とても日本の着物には見えません。また、髪型が絵本の乙姫のよう(に見える)で、すごい違和感です。
建物も、もうなんだかワケのわからないアジア風です。
一応、畳の部屋があって、これまた当然のごとく鎧や刀なんか飾られてますが、入り口は観音開きの木の扉です。・・・例えて言うなら、神社の扉?とにかく和室にありえない出入口です。
もっと笑いを誘うのが、この店の壁だか襖だかにデカデカと貼られている日本語です。「下手の横好き」「弱肉強食」「掃き溜めに鶴」「高性能」「疑心暗鬼」などなど、極めつけは「馬鹿ほど恐いものはない」(!)
見せ場であるハズのアクションシーンなんですが、日本人にとっては、多分そっちが気になって、アクションどころじゃありませんよ!
こんな脈絡のない日本語の羅列は、ふざけてるんでなければ、マトモな日本人には思いつかないと思います。アタシはこのシーンがもう一度みたくて、この映画5回ほど見ましたよ。(DVD?当然持ってますよ!)

変な日本語は、石橋凌演じるヤクザがアメリカで経営しているクルマ屋の入り口にも標語のようなのが両脇から垂れ下がってます。ココは高級車やバイクを売ってる店のようですが、残念ながら日本車じゃありません。トヨタや日産の協賛は得られなかったんですね。。。

ケイン・コスギも石橋凌の子分役で出てきますが、彼の変な日本語もこの映画の中にあってはマトモに聞こえるから不思議。もっと不思議なことに、映画の前半で、親分に日本刀で耳を切り落とされたケイン。後半で再度登場したときには、耳が再生してます。いい加減だな〜、もう。

そして、この映画でも。・・・忍者?
日本のヤクザのはずなんですが・・・中国マフィアのお家を襲うときは、なぜだか忍者のような扮装です。アホですね〜
当然ですが、刀ですよ。KATANA。
全編通して、やたらと日本刀が登場して、最後はジェット・リーと石橋凌がチャンバラですが・・・ヤクザと殺し屋がわざわざ日本刀で戦うって・・・普通の映画なら、銃ですよね。当然。
こういったところが、この映画をただのアクション映画として終わらせていないんですよね〜。
アクション映画だと思って鑑賞したら、ストーリー含め、いろいろ腹立ちますよ。きっと。
だけど、逆にこんなオモシロNipponはハリウッドでなければ描けないし、そこそこ名の売れたアクションスターを二人も使いながら、この完璧B級仕立て。多分笑いを取ろうとはしていないんでしょうから、これだけ真面目にふざけられたら、ある意味天晴れですね!

最後の最後には、招き猫がどーんと床の真ん中に置いてあって、その奥にデヴォンさんが鎮座してました。こちらもオマケで笑わせてもらいました。
招き猫登場の意味は、もちろんわかりません。

とにかく、日本人には絶対作れない映画でした。
あーおもしろかった。





posted by 玉輿屋きよ葉 at 01:10 | アクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする